リピーターさまのリクエストで、西丹沢のマスキ嵐沢へ行ってきました。
マスキ嵐沢は水量こそ多くはありませんが、一枚岩の上を水が流れている”ナメ”な沢です。
※「ナメ床」と呼ばれています。
沢登りとしては人気がある沢の一つで、この日はたくさんのグループに出会いました。
ツルツルの岩に手こずりながら登ってきましたが、少しくらいドキドキした方が面白いもんです。
核心の滝はロープを付けて、約10mほどのクライミングです。
ここから、連続で出てくる滝をロープで安全を確保しながら登って行きます。
コンタクトレンズの方は、このようにゴーグルをつけるといいですね。ただし、普通に歩いているときははずしておかないと曇って前が見えなくなります(笑)
狭い谷間に連なる滝を登り切ったところで、折り返します。
シャワークライミング的に面白いパートだけ遊んじゃうのがKintounスタイルです!
ここから、ロープをつけて、懸垂下降で滝をどんどん降りちゃいます!
降りちゃいます!
まだまだ降ります!
3回も連続で懸垂下降をすれば、すぐに慣れてしまうので、怖さは半減、おもしろ度が急上昇ってところです!
午後は雨予報が出ていましたが、お天気は普通にもってくれました。ありがたや。
下山中、森の中で白骨化したニホンカモシカを見つけました。
実は、沢登りの準備をしている最中も獣の臭いがプ〜ンとしていたのですが、帰り道のこの白骨に会うと、自分がどれだけ野生動物の住処で遊ばせてもらっているのかということに気がつきます。
表丹沢に比べて、西丹沢はとても山深く、沢の入口までくるアクセス中にも大自然の景色にうっとりです。
表丹沢と西丹沢では、沢の雰囲気もそれぞれ違い、それぞれの良さがあるわけですが、ひと言で言えば西丹沢は神奈川県の秘境ですね。
都会からとても近い場所にこんなに豊かな自然が残されていることをみなさんはご存知でしょうか?
それを肌で直に感じることができるのは、沢登りの魅力の一つだと思います。登山道を歩く登山とはひと味もふた味も違う、濃い自然を味わいにきてみませんか?
KTN シャワークライミング
Kenichi Minegichi