• SAWANOBORI 20161008 秋の紅葉沢登り

    Posted on 10月 18, 2016 by in Report

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    秋の沢登り

    沢登りは夏の遊びというイメージを持っている方が多いのですが、沢には沢の四季があり、それぞれの沢にそれぞれの旬の時期があると思います。
    谷間は深ければ深いほど、外の空気の影響を受けにくく、狭ければ狭いほど、その時期の日照時間が顕著に影響してきます。それ故に、谷間の四季は変化がはっきりと見え、また静かにマイペースに季節が移っていくことに気がつきます。

    新潟の巻機山、米子沢へ行ってきました。

    山頂まで登り詰めれば標高差で1200mの大きな沢登りです。豪雪地帯らしい雪で削られツルッと磨かれた岩肌が延々と続く沢登りです。

    ルートをうまく選んでいけば、技術的に難しい登攀は避けて登れるので、比較的優しく、かつダイナミックな景観を楽しむことのできる素晴らしい沢登りです。

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    まずは、広いゴロゴロの河原歩きからスタート

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    メンバーの足並みが揃っていいペースです。
    スタートから40分ほどで沢登りらしくなってまいりました。

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    登りが始まるとほぼずっとこんな岩の上を歩き続けます。気持ちの良い登りです。

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    10月8日にもかかわらず、蒸し暑くて汗をかきながら登ります。
    暑いので敢えて水を浴びるところを通過してみました。

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    途中で落差のある滝がたくさん出てくるのですが、谷が大きいので滝が小さく感じるほどです。
    この滝で落差は約18m。

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    両側の壁が立ち上がり狭いゴルジュ(渓谷)への入り口
    ワクワクする沢登りの醍醐味です。

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    突破できそうな弱点を見つけながら進みます。

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    落ちたらドボンw

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    人が一人分ほどのステップをよじ登っていきます。

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    隠れたように存在するゴルジュのプール。
    夏だったら間違いなく飛び込んでますね(^^)

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    クネクネと続く細い滝
    上に見えるゴルジュの出口
    次第に明るくなってくるところです。

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    狭い狭いゴルジュを突破しました

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    雨の降りやすいコンディションと天気予報では言っていましたが、振り返れば青空!
    こんな嬉しいことはありません。

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    意外と油断できないツルツルの大ナメ
    延々と続くナメ滝を足を滑らせないように登っていきます。

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    水量がだんだんと少なくなってきました。
    随分と登ってきましたよ〜

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    最初の一滴を探すように登り続けます

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    ついに稜線へ登りつめました〜!

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    おまけ?で山頂まで登りました。
    ここまでの所要時間は約4時間20分
    上出来です!

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    草黄葉と遠くまで見渡せる展望
    秋の登山はこうでなくちゃ!

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    登った分の長い下山はこの紅葉が目を楽しませてくれました。

    沢登りが涼しい分、夏だと帰りの下山が暑くて嫌になってしまうこともありますが、秋だったら下山も気持ち良く楽しめます。秋だからこそ行きたい沢登りルートもたくさんありますよ!

    ホームの丹沢だったらまだまだあと一ヶ月は気持ち良く楽しめるでしょう〜!

    秋ならではの沢登りは、マニアックに感じるかもしれませんが、尾根歩きとはまた違った気持ち良さがあります。
    皆さんも秋の沢登りを楽しんでみませんか?

    KTNシャワークライミング
    峯岸健一

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