• Fujiyama over night camp 20151001【秋の富士山に泊まってきました】

    Posted on 10月 1, 2015 by in Infomation, Report

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    沢登りトレーニングを終えた後に富士宮新5合目に移動してきました。
    ちょうどサンセットタイムでした。

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    日が沈むと急激に寒くなりますね。

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    太陽が西に沈むみ、真っ暗な中を登っていくと、東の空から月が昇ってきました。
    スーパームーンから2日後ですが、光量は眩しいほど。

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    ちょっとしたトラブルがあったのですが、概ね予定通りに山頂へ到着。
    風が吹いていましたが、ここから本峰剣ヶ峰へ向かってもうひと登り。

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    ここを今夜の野営地とする!
    テントやスリーピングマットはあえて持ってこないで、ビバークのトレーニングです。
    まずは、おしるこを食べて温まりましょ。

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    この時の気温はちょうど0度くらいかな。
    コンクリートの底冷えは氷の上より寒いです。持っているものをみんな敷き詰めます。
    バックパックの中身を出してマットの代わりに。足元は脱いだ靴の上に足を乗せました。これでかなり違います。
    ダウンジャケットは必須ですね。

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    月がほぼ真上。月明かりが眩しすぎて!
    写真よりも実際のほうが明るいです。

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    こんな感じ。
    広い富士山の山頂には僕ひとりきり。
    寂しいったらありゃしない。
    眠るしかありません。

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    4時間くらいはぐっすり眠れました。3時くらいからは寝たり起きたり。一番気温の下がった時間ですね。
    この夜の最低気温は-2.5度でした。
    4時半くらいから明るくなり始め、お湯を沸かそうとしたら、ボトルの水が半分くらい凍っていました。。。

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    赤く染まり始める空
    さっきの月と同じアングルから撮った一枚には、光の強い星がひとつ。
    地球が回っているのを実感できますよ。

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    5:34に日の出です。
    雲が程よくある方がリフレクトして綺麗です。
    あ〜感動。。。

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    毎日、毎日、春夏秋冬、誰が来ようが来まいがずっと日本一の場所に立ち続けている石塔。
    なんか男らしくカッコいいです。

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    そうそう。
    御来光を貸切で見れると浮かれていたら、ぬ〜っと一人の男性が現れてめちゃくちゃびっくりしました。
    いるんですね。物好きな人。

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    次第に明るくなり、あたりは白さが出てきました。
    眼下には大きな雲の帯。
    自分が本当に日本一の場所にいる実感。
    これが富士山の醍醐味ではないでしょうか。

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    北の空には竜が飛んでいました。

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    下山しながらの景色も格別です。
    箱根や相模湾が朝日に照らされています。

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    5合目の辺りは黄葉がとても綺麗でした。
    鮮やかな色をイメージすることのない富士山ですが、それは、この時に富士山へ行く人が少ないからですね。
    富士山は日本でも最も遅い新緑が見れる場所でもあり、また葉が色づく秋も楽しめます。
    積雪期でなければ、登山に高い技術は求められないかもしれませんが、具合が悪くなったり、山の上部で怪我をして歩くのが困難になった時ほど、この山の大きさを感じると思います。

    現在富士山の登山道は6合目から頂上までは閉鎖となっています。
    行かれる場合には、十分な用意をしていく必要がありますので、くれぐれもご注意ください。

    峯岸健一

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